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円満な相続のためには

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2016年7月2日

所長の河村です。
いつもありがとうございます。

気が付けばもう7月。早いですね。
昨日、路線価が発表されました。
今請け負っている相続税の案件を、これから少しずつ整理していきたいと考えております。
出来るだけ節税できるようにがんばります。

 

先日、『相続対策』の勉強会に行ってきました。
この勉強会は「今どきの相続事情にはもめごとが多い」ということで話しが進んでいったのですが、私が意外に思ったデーターがいくつか紹介されました。

まず、もめるときは財産の多少に関係ないということで、
【むしろ財産が少ない方がもめやすい】とのことでした。
遺産分割でもめている人の約70%が相続税申告の必要がない相続人です。
相続税の申告が必要な相続人は、亡くなって10か月以内という申告期限を守ろうという意識が強く、もめにくいんだそうです。

また、争い防止のため遺言書の作成を提案させていただくことがありますが、遺言書がない場合の方がある場合と比較して、3倍以上もめやすいそうです。

あと、もめている相手方との関係は、ダントツで実の兄弟・姉妹です。
「兄弟は他人の始まり」とも言いますが、怖い話です。
特に、分けにくい不動産がある場合は要注意です。

最後に、遺言書作成の動機ですが【特定の相続人に多くの財産を渡したいため】がトップでした。
私は、自分の死後に妻や子供たちが喧嘩をしないように、お父さんが気を利かせて遺言書を作成しているイメージがありましたが、意外でした。

いずれにしても、被相続人が自分の意思を残すのに、『遺言書』はかなり有効な方法であると感じました。

 


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